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井上元勝先生
井上 元勝


プロフィール(一般歴)

和暦西暦内容
大正7年1918年12月2日侯爵井上三郎の次男として東京麻布富士見町七番地に出生
家系上は井上馨の曾孫、血縁上は孫
母は馨の一女、父は公爵桂太郎の次男(侯井上勝之助嗣子)
※昭和6.12.9 母逝去(33才)
 昭和34.6.4 父逝去(72才)
昭和14年1939年4月慶応義塾大学経済学部入学
昭和16年1941年12月慶応義塾大学経済学部(戦時に付き繰り上げ卒業)
昭和18年1943年12月21日第三十一師団要員、門司出港 ビルマへ
昭和20年
-22年
1945年6月1日
-1947年5月23日
陸軍中尉
英国軍管理下の俘虜となり、ビルマ東・西・南・北の道路建設、改良、架橋等重労働に従事
昭和22年1947年5月29日復員
平成5年1993年1月1日午前11時16分関東逓信病院に於いて永眠満74才

プロフィール(武歴)

和暦西暦内容
4歳スキーを習い始める。(長じて回転競技等に出場)
幼少年時代父より弓道・剣道他、馬術の手ほどきを受ける。(父は貴族院議員、軍人)
学生時代小堀流水泳術を小堀先生に師事、柔道を飯塚先生に学び、そのほか相撲・レスリング・ゴルフ又、平井先生にテニスを学ぶ。
昭和10年1935年軍関係知人の紹介により、甲賀流忍術第十四世宗家藤田西湖先生と面識を得る。
昭和17年
-22年
1942年
-1947年
軍役及びビルマ・インパール付近の戦地にあり(現ミャンマー)
昭和23年1948年清水市の自宅に小道場を設置する(現静岡市清水区)。

師命により、小西康裕先生・平信賢先生に師事
昭和28年1953年藤田先生より、日本武術研究所東海支部長に任命される。
昭和31年1956年敷地内倉庫の一部を改築し空手道場を設置する。
昭和33年1958年5月正式に一般に門下を公募する。
藤田先生より手裏剣修行拾年近くにして切紙を授与される。
昭和35年1960年10月10日平信賢先生より、琉球古武道師範の称号を授与される。
昭和38年1963年4月10日道場を増築する。
昭和39年1964年10月全日本空手道連盟発足
1964年10月1日藤田先生より、心月流手裏剣術師範の称号を認可される。
昭和40年1965年1月4日藤田西湖(勇治)先生ご逝去(68才)
1965年7月1日平信賢先生より、琉球古武術範士の称号を授与される。
昭和42年1967年琉球古武道日本総本部長となる。
1967年8月20日
-1968年8月18日
静岡県空手道連盟発起人(四人)として発足参加。
昭和43年1968年7月7日アメリカよりの招請に依り、第一回世界武道会議に小西先生他日本空手道連合会諸氏と同行、米国へ出張。
1968年9月23日琉球古武道保存振興会全日本総本部長となる。
1968年9月21日
-1969年3月21日
静岡県空手道連盟結成のための実行委員となる。
昭和44年1969年3月21日日本空手道連合会教士の称号を受く。
1969年4月13日
-1969年7月6日
静岡県空手道連盟理事として総会へ移行のための会議を起す。
1969年8月創立総会・静岡県空手道連盟成る。
1969年
-1975年4月
静岡県空手道連盟事務局長
※事務局長時代、県体協へ参加のため努力する。
1969年8月1日平信賢先生より、琉球古武術の免許皆伝範士(第一号)の免状と感謝状を授与される。
1969年8月井上元勝・会員一行 沖縄訪問
1969年11月平信賢先生清水最後のご来清
昭和45年1970年9月3日平(前里)信賢先生ご逝去(73才)
昭和46年1971年9月26日平信賢先生追悼古武道空手大会(於 琉球新報ホール)
昭和47年1972年6月4日沖縄復帰記念演武を清水市に於いて公開。福祉関係へ全額寄付する。
1972年10月12日敷地内に道場の新築を開始
昭和48年1973年5月13日この月道場完成 この日道場開き
1973年6月3日清水市空手道連盟会長(1993年[平成5年]1月1日まで)
昭和49年1974年秋明治大学紫雲塾古武道部創部、一期生道場に来る。
1974年11月役員の総意により琉球古武術保存振興会会長となる。
昭和50年1975年4月静岡県空手道連盟副会長(1983年[昭和58年]4月まで)
昭和52年1977年12月8日小西康裕先生より八段位を授与される。
昭和54年1979年12月1日日本空手道連合会の八段位となる。
昭和58年1983年4月静岡県空手道連盟会長(1993年[平成5年]1月1日まで)
1983年6月3日小西康裕(良助)先生ご逝去(89才)
昭和60年1985年5月18日静岡県体育協会体育功労賞を受賞
昭和61年1986年11月16日平信賢先生十七回忌追悼琉球古武術演武大会(於 東條会館)
昭和63年1988年6月日本古武道振興会副会長に任命される。
1988年7月オーストラリア派遣日本武道代表団として遠征
1988年11月13日日本古武道協会より功労表彰を受ける。
平成2年1990年3月11日琉球古武術保存振興会創立五十周年を東條会館に於いて開く。
記念額進呈、授与、総会、式典、懇親会等
1990年6月1日総本部を東京に移す。
1990年7月1日日本古武道振興会五十五周年演武大会が東條会館に於いて開催される。
平成5年1993年1月1日永眠

その他、斯道の正しい普及に執心して演武は400回以上に及ぶ。
又、諸外国の招請及び海外に於いての指導、武道講義を度々行う。
型(形)の皆伝の他、琉球古武術の深厚膨大な技術体系基本技等を確立制定する。

井上元勝著:
(1)琉球古武術 上巻、中巻、下巻
(2)琉球古武術基本技シリーズ
   棒、釵、トンファー、ヌンチャク、鎌、鉄甲、ティンベー、スルジン
(3)@天の巻 A地の巻